田んぼの病気

今の時期はいろんなことがたんぼでおきています。

イモチ病
これはイモチ病といって、イモチ菌が穂にはびこり、穂全体が変色しています。化学肥料などのチッソ分の多い土壌によく起きる稲の病気のようです。

 

ウンカが大発生しています

こちらはウンカという虫が異常発生して広い範囲で田んぼが枯れてしまったもの。昔からいる病虫ですが、現代は偏西風に乗って中国からも飛んできます。繁殖すると写真のように田んぼ全体が壊滅状態になります。
対策としては、薬で消毒するしかありません。殆どの農家の方がウンカにやられた経験をお持ちなので「無農薬栽培」を農家の方が怖がるのはこんなところからもきています。
稲の間隔を広く植えると(収量は落ちますが)風通しが良くなり、ウンカにかかりにくい傾向はあるようです。

 

モミがしろくなっています
こちらは、すずめに食べられた未熟モミ。米の粒が入るまえはモミは白い液体が入っていますが、これがすずめの好物らしく田んぼの外側の穂からまだらに白くなっています。近くにビニルハウスなどすずめが止まれるものがあると被害が大きくなります。数百羽でやってくることもあり、農家としては「どうしようもない」状態です。

重松さん
こちらは現在の山田錦、重松さんのたんぼ。風通しがよく、順調に健康に育っています。あとは台風が来ないことと、夜の気温が下がってくれるのを祈るのみです。