山田錦 出穂まであとわずか!

穂がすこし見えます稲穂が出る前穂が出る前下は砂の土壌。山田錦つくりには適しています山田錦の穂がでるまであとわずか。一斉に穂が出る他の品種も多いのですが、山田錦の場合は3-4日かけてじっくりばらばらに出てきます。 山田錦は、やはり変わっているといか、なんとも奥深い品種だと妙に感心してしまいます。

8月は天候がよかったので9月もこのままお天気が続くと、7月の日照不足を補えそうです。
台風も不思議とこなくなり、農家に人の表情も自然と緩んできます。

ヒノヒカリ出穂しています

↑↑こちらは、飯米として有名はヒノヒカリ。九州ではよくみかける品種です。もちもちして美味しい品種。
この圃場のものは、5/29に播種(たねまき)、6/20に田植え、7/26から8/2に中干し、出穂が8/29でした。 
写真のとおり、既に穂がでていて風に吹かれています。

 樽海さん1樽海2

↑↑こちらは、一昨年紹介した樽海さんの無農薬、無化学肥料の山田錦。
この圃場のものは、神様にお供え用の神聖なものだそうです。
成苗植えで根が深く張っているので、太く穂が大きい印象があります。
毎年ながら、樽海さんの田んぼ見事なもの。これで秋口には田んぼが黄金色に輝きます。
栄養分は自然の土と水のかなにあるわずかな窒素分だけで十分という樽海さんの考えです。

重松さん5重松さん6

こちらは、重松淳一さんんが今年チャレンジしているニコマルという品種。長崎県の奨励品種ですが、真夏の暑い時期にもぐんぐん大きくなる特徴があります。先月までは、ひょろひょろとして頼りない感じでしたが、久しぶり見てみると茎がふとく力強い印象に変わっていました。

ちなみに重松さんは地元で人気の農家さんで、大変美味しいお米を作られます。
(重松さんに限らず、実はこの地区の米は食味が平均で70を超えるような超人気米の産地です)
重松さんは農協に出荷することなくほぼ全部を自分で販売されており、収穫前から近所のご家庭や仕出し屋さんに「とっといて」と頼まれて、毎年品切れ状態だそうです。 実は、田舎の人ほど食には贅沢しているんですね。