2007年3月

蔵元日記20073

 3月になりまして当蔵では甑倒し(こしきたおし。蒸米が終わること)が終り、ほっと一息。オリ引きや濾過、火入れをすれば皆造(かいぞう。今期の製造を終えること)は間近です。めっきり春めく九州ですが、蔵の中ではまだまだ慌しい毎日です。みんなラストスパートで頑張っております。さて今月のスタッフ紹介は、皆様お馴染みの??古賀剛をご紹介いたします。

                                                                                                合名会社 山口酒造場

                                                                                                蔵元 山口哲生

<蔵元からの紹介>

 古賀剛は、入社して16年目37歳、わたくしの高校時代の同級生になります。高校時代は、軟式野球で甲子園に出場し、卒業は4年かかりましたが、持ち前のガッツでなんとか卒業し、そのまま東京の会社に就職しました。私も東京にいたのでよく一緒に私の部屋で実家から送られてくる大吟醸などをのんでいまた。そしてある時、飲んだ勢い?でそのまま当社で働きたいと言ってしまい、本当に半年後には私がまだ実家にもどっていないのにもかかわらず当社に入社した次第でした。以来8年間、営業一筋にやってきましたので、蔵元日記を読んでいただいている方の中には古賀をご存じの方もいらっしゃると思います。

 古賀は、「庭のうぐいすの酒が好きだからここで働く」ときっぱり言います。なんとも頼もしい番頭ですが、実は現在営業を離れ、現場修行中です。「もっと日本酒の勉強がしたい」との一念で出荷管理(貯蔵した酒を瓶詰して出荷する部署)を6年、営業時代から冬場は造りの手伝いをしておりましたので年数だけでいえばすでに10年以上経験があり、中堅ところになります。

 昨年までは、搾ったあとの処理(オリ引き、火入れ、出荷)を責任者としてやっておりましたが、今年は造り専任で入蔵し実質的には副杜氏として責務をきっちり全うしてくれております。
 

●古賀 剛kogasmile.JPG

 古賀と申します。永いこと営業として皆様にお世話になってきましたが、数年前より出荷管理を中心に製成後の清酒の勉強をさせてもらい、今年はいよいよ製造専門としてフルに蔵に入り、一から酒造りを再度勉強させていただきました。皆様にいろいろ教えていただいたことを酒つくりにいかせるように頑張ってきましたので、どうぞ庭のうぐいすの新酒を是非ご賞味ください。基本的には生酒の出荷はありませんが、おちついた味が庭のうぐいすの特徴です。そろそろ火入れ後の味もおちついてきましたので皆様楽しみにしてください。 domain analysis . . Dystgalecatu .