2007年2月

 2月になりまして酒造りも後半戦にはいってきました。今年は心配されたほど九州の米は悪くはなく、むしろ造りやすい感じがしています。蔵の中はなんともいえない爽やかなフルーツの香りが充満し、この時期特有の酒蔵らしい馥郁たる香りにつつまれスタッフ一同最後まで気を抜かずに頑張っています。
さて今月のスタッフ紹介は、製造部顧問の弘中吉雄さんについてご紹介いたします  

2007年2月吉日
山口酒造場 代表社員 山口哲生 

<蔵元からの紹介>
 弘中さんは当社の技術顧問の技師で、蔵全体の品質的な全分野を監理しております。弘中さんをよく知る人は「間違いなく超一流の技術者」といいます。
昭和30年からこの業界に入り、清酒だけではなく、アルコールや焼酎、みりんや医薬品など多種多様な分野で製造と品質管理を第一線でやってきた方です。醸造試験所の経験もあります。また、平成9年には、某メーカーがタイに清酒工場を立ち上げる際、一人で現地に乗り込み見事に工場一つを立ち上げ、たった三年でタイ初の清酒工場を軌道に載せたという経験もあります。その知識たるや、どれだけこの人の頭の中に知恵が詰まっているのだろうと毎回感心させられております。弘中さんが定年後、ある方の紹介で当社とご縁が出来、今では当社にとって欠かすことのできない重要な人物になっております。毎週月曜に開かれる「弘中講座」は、若手にとっても大変な刺激になっております。

●弘中 吉雄 0702.jpg
 弘中と申します。定年後ゆっくり人生を過ごそうとおもっておりましたらある方の紹介で山口酒造に出入りさせていだだくことになりました。
 私もいろんな会社、工場をみてまいりましたが、ここの従業員は大変礼儀正しく誠意があり、気持ちが良い方ばかりです。若手が真剣に清酒を造っている姿はいいですね。伝統に裏打ちされた手造りの酒です。そして、もう一つここで感心するのは、大変いいお客さんに恵まれているということです。これは造り手の熱心な気持ちがお客さんに伝わっているのでしょう。遊びにこられるお客さんもたくさんおられます。
 「庭のうぐいす」という名前も斬新な名前です。若社長中心にみんなでがんばってます。これからもどうぞよろしくお願いします。 automatic translations Xiwensothelea