蔵元日記2月

古賀杜氏の元、総勢7名のスタッフが酒造りに取り組んでいます。

今年、初めての試みをしました。
それは、朝7時前には決して仕事をしないこと。
そして、7時までに全員が休憩室に集まり、かならずお茶を飲みながら、雑談をすること。
7時になった瞬間、全員が同時に仕事を始めること。

昨年までは、誰かが夜通し麹を見たり、モロミを見回ったり、早朝から準備したりしていましたが、今年はそれを一切やめました。 テーマは「和」です。 働き始める時間をそろえました。

これが良かったか悪かったかわかりませんが、今年は仕事中に笑顔をよく見かけるようになりました。
和を以って貴としと為す
まさに、朝の一瞬は尊い時間です。

今月のスタッフ紹介は末吉勝彦くんです。
米を10KGづつ分けています末吉君は今年の冬の季節工として来てくれているスタッフです。
彼ほど器用な人間はそうはいないと思います。 機械プラントの整備士、水の配管、電気工事士、自衛隊の特殊部隊、和食の料理人、飲食店の店長、海釣り、格闘技、スポーツジムでのインストラクター・・・ どれも最近までプロとして現役で活躍していたそうです。 蔵にある古い機械など、ほとんど直してもらいました。杜氏いわく、今年のMVPです!