雑穀は数が多ければいいのかな?

女将の食日記

今、世の中は白米に雑穀を混ぜて炊くのが流行っています。
でも本当に種類がたくさんあれば、体に良いのかな?

雑穀にも自分の体に相性が良いものも悪いものもあります。
同じ種類を混ぜても腸に負担がかかり、良い成分が薄まることもあるそうです。

ご自分でよく選んで買い求めてくださいね。

余談かもしれませんが、「五穀神社」が日本各地にあります。人間の体に最低必要な数の答えでしょうか。
女将にもわかりません。

●雑穀の種類は五穀で十分なのかもしれません。

●自分の体質にあった種類をえらんでください。
例えば、小さないぼが沢山出来ている人はハトムギが沢山入ったものを選ぶとか。

山田錦7月25日

ひさしさん
(重松恒(ひさし)さんは、今日も笑顔です)

「夕立でもふってくれれば、稲が元気になるんだけど。。」
とは、昭和32年から百姓一筋のひさしさんの第一声。
梅雨明け以来、まったく雨がふりません。この次期は真夏の太陽を受けてすくすく延びる時期ですが、ここまで日照りがつづけばすこし稲はくたびれ気味なのでしょうか。

すこし深植え気味? 

 

庭のうぐいすウイーク(夏)

福岡市の百貨店「岩田屋」酒売場にて庭のうぐいすウイーク開催中です。
商品は、お中元で好評をいただいている「大吟醸 心」や「純米大吟醸 麗うるわし」など6点。

熱い時ほど、日本酒が体をすずしくしてくれます。
試飲もしていただけますので、どうぞお越しになりませんか。

場所:岩田屋本店酒売り場
日時:7月16日から22日まで。

磯路

玄関

炉辺焼き風の居酒屋の中に入ると、品の良い白髪の女将が笑顔で出迎えてくれ、厨房の中では、ご主人が慣れた手つきで愛情たっぷりの料理をつくっておられます。

このお店の名前は福岡市平尾にある「磯路」。
真剣、実直、真摯、純粋、真心、愛情…
こんな夫婦で経営されているお店は今年で30年を迎えました。

新鮮な素材新鮮な素材

安全で新鮮な素材にこだわり、そして、ご主人がシンプルな味付けの料理を作ってくれます。

実はこの二人、今年ある雑誌で、「日本一、仲の良い夫婦」として全国に紹介されました。
これからも、おいしい料理を食べさせていただきたいお店でした。

だるま純米酒がキープできます

山田錦造り 今年の作戦

いろいろ調べた結果、今年の夏もムチャクチャ暑いに違いないという結論になりました。

すると、昨年のように、高温障害が懸念されます。
(もっとも、干潟地区の田んぼには真夏でも冷たい水が流れ込むので、高温障害らしい症状はあまり見られませんでしたが…)

稲造りにはいろんなポイントがあるのでしょうが、恒(ひさし)さんの今年の作戦は「遅く植えて遅く刈り取る」。という単純明快なもの。

秋口の気温が高すぎて稲がへたばってしまうので、2週間ほど遅く田植えをして、10日ほど遅く刈り取ろうということです。

育苗箱
↑今年の種まきは6月中旬。いつもより2-3週間遅い。
従来通り、収量を欲張らず、薄くまきます。山田錦ならでは。

苗
↑完成した苗(6月末)。無肥料で育てた苗は、黄緑色のよい「顔色」をしています。
健康そものもです。

恒さんのたんぼ
↑今年の田植えはなんと7月2日。6月20日頃までに田植えをするのが一般的ですが、7月に田植えをしたのは、私自身初めての経験。
恒さんによると、「お天道様と相談しながらやらないとだめ」なのだとか。

見守る恒さん

2008年 山田錦つくり

2008年の山田錦造りが始まっています。

昨年は晩秋まで猛暑が続き、高温障害の一種でしょうか、全国的に米が硬く、酒造りにおいては酒に味が乗りにくい年になったように思います。

さて、今年はどのような年になるのでしょうか。

2008年は、福岡県小郡市干潟地区の重松恒(しげまつひさし)さんの田んぼを追っかけてみようと思います。( 昨年連載した、重松淳一さんとはちがう方です)

恒さんは、「俺は百姓じゃなかったら吉本にいってた。。」というとおり、とにかく良くしゃべり、面白い方。

重松恒(しげまつひさし)さん

現在は、干潟営農集団の集団長さんです。
「米は50回しか作ったことがないから、まだまだ素人」と謙遜されるが、要するに農家一筋50年というベテランです。

恒さんの、米造りの心と技を今年はたっぷりご覧いただきます。

とにかくよく笑います

とにかく良く笑うかたです

(つづく)

蔵元日記7月

酒造業界では7月1日からが新年度となりますので、本日から、20BY(平成20年醸造年度)という新しい醸造年度が始まります。

5月に紹介しました通り、20BYから、副杜氏の古賀が杜氏を務めることになりました。以前にもまして、古賀の日本酒に対する深い愛情が「庭のうぐいす」の味として強く加わり、皆様に味わっていただけるようになります。今後とも宜しくお願いいたします。

古賀剛
甑の前にて本年度から杜氏をさせていただくことになりました古賀と申します。
皆様がたから教わった経験を少しでも活かせるよう、こころを込めて日本酒つくりを行っていきたいと思います。
これからも庭のうぐいすをどうぞ宜しくお願いいたします。