ガンにならないひと

女将の食日記

ガンで病んでいる人が多い現代
成人病・糖尿病…ありとあらゆる難病が増え続けているのに
2007年7月には日本人の女性の平均寿命が86歳を超えました。
昔に比べて医療も食物も良くなっていますので、寿命が長くなるのは当然です。

しかし、若い方々がこのまま年を重ねることは不可能なことかもしれません。
すこし考えてみましょう。
荒れた食生活に馴染んだ現代の男女が長生きできないのは当然です。
残念ですが、平均寿命60歳の時代がすぐに来ると女将は思っています。

甘いもの、乳製品や一部のビール、スナック菓子、インスタントラーメンなど危険な食物たちはクスリ漬けです。中国からの野菜だけが怖いのではありません。危険は身近にありますよ。

筑後の土蔵の弁当で使うごぼうですこの反対の食を採ると平均寿命は昔にもどりますよ。とても簡単なことです。
ゴボウ、ニンジン、大根、しいたけ、れんこん…。根のものを沢山食べて育った今の老人がなぜ100歳まで生きれるのか。

ガンは不治の病といわれますが、ほんの50年前までそんな病気はありませんでした。
食生活を正しくしましょう。乳製品や砂糖などの体を冷やす食品はなるべく控えましょう。体を酸化させる油ものは考えて食べましょう。
日本人には、自分の細胞が異常をきたすほど、「合わない」のです。

にんじんジュース carrot200

hatake2.JPG当社でにんじんジュースを製造しています。
酒蔵のある北野町は元々にんじんの大きな産地でしたが、割れや二股などで出荷できないニンジンが多く農家の悩みの種でした。そこで農学博士の田中米実さんが、にんじんの糖分の多さに着目しにんじんを使った焼酎の製造を10代目・山口尚則に提言しました。いろいろ考えた末、実際に試験醸造したところ、なんと風味豊かなすばらしい焼酎が出来ることがわかり、1983年焼酎専業の研醸株式会社(三井郡大刀洗町http://www.e-kenjou.com/)を設立、日本で初めてのにんじんを使った焼酎を製造、特許を取得しました。当時焼酎造りの過程でつくる天然のにんじん汁がとても美味しく、これをどうにかして一般の方にのんでいただけないかと研究を重ね、試行錯誤の上、数年後にんじんジュースは発売されることになりました。

加熱しましたにんじんジュース「carrot200」は九州産にんじんを原料とし保存料、着色料、甘味料などは一切使用せず、体に優しい健康飲料です。にんじんの搾り汁を重量比200%に濃縮した為、とてもにんじんだけの甘さとは思えない仕上がりになっております。恐らく日本で一番甘いにんじんジュースではないでしょうか。贅沢ですが、いい原料を沢山使わないと美味しいものはできない、これは全ての加工品に共通するような気がします。

 
ご家庭でもにんじんジュースはつくれますが、にんじんの中のアスコルビナーゼという酵素がビタミンCを破壊してしまうので、にんじんジュースはレモンやりんごをまぜないような飲用をお勧めします。carrot200は約20年のロングセラーになりました。一日100cc程度で十分です、健康維持のため毎日の飲用をお勧めしています。

純米酒研究会

8月20日、熊本県酒造組合にて九州各地から清酒メーカー約30社が集まり、「純米酒研究会」という勉強会を催しました。
各蔵が自慢の純米酒をもちより、全国の「売れている」銘柄とあわせ、37種類をブラインドできき酒。
意見交換会を開きました。

きき酒の模様

話は、業況や業界特有の問題や専門的な醸造の話まで多岐に及びましたが、みな真剣に意見を交わし、中には今後の道州制をみすえた「九州」ブランド」の立上げを提案する蔵元まで出現、大いにもりあがりました。

近年異常気象がつづき、ひょっとしたらいままでの醸造理論を「根本から見直さなければいけない」のは不可避のようです。

実際ワインの世界でも、地球温暖化の影響で良質のブドウ畑だった地域でいいブドウがとれなくなったり、逆にイギリスのワイン畑が買いあされるなど、常識では考えられないことがよく起こっており、ワインの長い歴史が変わりつつあるのです。

アイスランドや北極でスコッチを作る日も近い??

穂が出る前の田んぼ

重松淳一さんの圃場

8月の痛いばかりの日差しを受け、穂はまっすく力強く伸び続けています。
中干し期間が終わり、あとは、台風が来ないことと、9月以降、夜の気温が下がってくれることを祈るのみ。

茎を割って穂を確かめます
今年は田植え時期を遅らせ、穂が出る次期をなんとか9月初めまで遅らせられないかとい作戦です。
恒さんは稲を割って例年より穂が出る次期が遅らせることができるかどうか、確かめています。

少し心配そうな恒さん山田錦8月16日

稲造り50年のベテランも毎年が緊張の連続という。
「一年として同じことは起こらない」と、いつも肝に命じているのだとか。

 重松恒さんは今日も笑顔

蔵元日記8月

先月(7月)は熱帯夜が続く寝苦しい毎日でしたが、皆様いかがおすごしだったでしょうか?

福岡では、梅雨明け以来ほとんどまとまった雨がふらず、夜遅くまでムンムンした暑苦しい夜が続いております。
田んぼでは、太陽の恵みを一身に受け稲はすくすくと成長しているものの、ところどころ少し黄色がかった稲株が見られます。(これは悪いことではありませんが)

8月は、当社ではつかの間の夏休み(お盆休み)を頂き、蔵の補修工事(メンテナンス)を行いながら、秋にむけて鋭気を養う時期でもあります。今が一番暑いときですね。熱い時ほど日本酒です。体を優しくひんやりとしてくれる日本酒を、美味しくいただきましょう!!