山田錦は、近年まれに見る順調な生育振りです。
日照時間が長く、夜は寒いくらいに気温がさがる。
風もふいているが、台風は全く来ない。
山田錦の主産地、福岡県糸島地方は、この週末に稲刈りが行われます。
(福岡県は、山田錦の生産量が全国2位。良質なコメがとれます)
自社田の干潟地区、秋月地区は、あと1週間ほど刈り取り時期を遅らせるか、検討中。
最近は異常気象が当たり前になっているので、今年のようにコメ造りが順調にいくと、むしろ珍しい感じすらしてしまいます
。
磨き抜かれた技を継承
山田錦は、近年まれに見る順調な生育振りです。
日照時間が長く、夜は寒いくらいに気温がさがる。
風もふいているが、台風は全く来ない。
山田錦の主産地、福岡県糸島地方は、この週末に稲刈りが行われます。
(福岡県は、山田錦の生産量が全国2位。良質なコメがとれます)
自社田の干潟地区、秋月地区は、あと1週間ほど刈り取り時期を遅らせるか、検討中。
最近は異常気象が当たり前になっているので、今年のようにコメ造りが順調にいくと、むしろ珍しい感じすらしてしまいます
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◎東京
10月9日
両国第一ホテル
株式会社花山様(WWW.NIPPONNOSAKE.COM)が主催する秋のきき酒会。
取引先酒販店、飲食店が約350名来場されます。
問合せ先 03-3836-0804
◎北海道 酒の会
10月12日
サッポロ ルネッサンスホテル
第16回「北海道にて蔵元を囲む会」。はせがわ酒店(WWW.HASEGAWASAKETEN.COM)主催の会。
問合せ先 03-5836-3477
10月1日、韓国のソウルで日本酒の展示会がありました。韓国では日本酒はまだまだメジャーな飲み物ではありませんが、ここでも日本酒ブームが起き始めています。
現在供給されている銘柄はごくわずかで、本格的な日本酒展示会は韓国で初めてとのことです。
韓国はここ数年で消費量が5倍になっており、アメリカ、台湾に次ぐ世界3番目の日本酒消費国になりました。
2年前訪問したときは、その足音すら聞こえてきませんでしたが、ブームとはこのようなものでしょうか。
町にはいたるところに日本食居酒屋が出来ていました。
1000件くらいに増えているようです。
まだまだ文化的には正しい日本酒としては飲まれていませんが、「nippon」を造り上げてきた先人たちに感謝する会になりました。
早いもので今年もあと三ヶ月ですね。
10月は山口酒造場にとっては特別な月で、秋の蔵開き「筑後の土蔵」展を約一ヶ月開催します。
五感を駆使し、蔵で飲んでいただく日本酒の美味しさ。今年で22年目になりました。
定番のお酒に加え、秋限定の冷おろしなど日本酒にどっぷりつかっていただきたいものです。
また、この時期には女将の山口怜子の新作パッチワーク展を母屋で開催します。
今年は新作・旧作を合わせて約100点を展示予定。
また、山口酒造場のスタッフて手造りする「蔵の膳」のお弁当は一日100食の限定です。
ありがたいもので、TVやラジオなどの力をお借りしながら、遠方からの来場者も随分増えてきました。
秋の夜長、日本酒をじっくりと楽しみましょう。
TV放映の予定(九州内のローカルです)
9月29日 RKB(TBS系) 今日感テレビ 約20分。 蒔で炊く「蔵料理の紹介」
10月2日 KBC(テレビ朝系) アサです。KBC 筑後の土蔵の紹介
女将の食日記。
卵かけごはん、幼い頃の朝食の楽しみでした。とってもとっても美味しかった。
色はお月さまと同じ黄身です。
昨年スリランカの山奥に美しい紅茶があると聞き、わざわざ飲みにいきました。秘境をくぐり抜ける道中で野放しのニワトリのたまごがコロリコロリと落ちています。一目散に突進です。拾い上げました。
ひさしぶりに再開したまぼろしの「卵かけごはん」はさわやかで力強い昔の味でした。
紅茶は「黄金の水」でトロリと喉をうるおし、たまごは「金のたまご」でした。
日本でも、限りなくお月様の色に近い「黄身」をいつでも食べたいですね。
●たまごの本当の色はお月さまの色です。黄色です。最近はオレンジ色のたまごを多くみかけますが、私は自然で育った黄色の卵が好きです。
福岡県は、山田錦の生産量が全国で2位、酒米全体では日本一という、実は米どころなのです。一般の酒造米は、山口酒造場のある筑後地方が主産地なのですが、山田錦の産地として有名なのは、福岡市から西に車で30分ほど行ったところにある糸島地方。
糸島地方の山田錦は質が良いので当社でも頻繁に使わせていただいております。
先日、今年の生育状況を視察に訪れました。
今年は例年にも増して好天に恵まれ、品質・収量ともに良好の見込み。
今まで台風が一度も上陸していないので、9月10月が要注意。
(7,8月に台風が上陸していない年は、秋に台風が集中する傾向にあります)
JAの方は「秋に気温が下がってくれればいいのですが」と、干潟の方と同じようなことをいわれていました。
「久留米の伝統 飲みつ語りつ」
只今、参加者募集中!! 定員30名
10月のイベントとしてすっかり定着した、福岡県が音頭をとる食のイベント「筑後スローフードフェスタ」が今年も10月4日、5日の2日間、福岡県久留米市の六角堂広場で開催されます。
このイベントに関わる人を何人か知っていますが、いずれも広い視野を持つ活動的な素晴らしい人たちです。福岡県に眠る「食の素材」を十分に引き出そうと、地域を越えて魅力造りを実践する毎年充実のイベントです。
その、シンボルイベントの一つとして、「久留米の伝統 飲みつ語りつ」が開催されます。
日時:10月5日 10:30~13:00
場所:久留米市六つ門商店街の「六つ門大学」
参加費:1500円
定員:30名
ゲスト:野口和彦(久留米絣)
林田浩暢(若竹屋酒造場)
山口哲生(山口酒造場)
お酒と久留米絣、それぞれの分野で新進気鋭の表現をしている若き当主たちが、伝統について新たな視点で語り合うひと時です。地元の食と酒とともに、ゆっくりとお楽しみください。(パンフレットより)
尚、当日、山口酒造場が作った「蔵の膳」を食べながらのトークセッションになります。
若竹屋酒造場と山口酒造場のお酒が5種類ほど提供されますので、お車での来場はお控えください。
****問合せ先****
先着30名で募集中です。
筑後スローフードフェスタ係り
tel092-643-3177
koiki@pref.fukuoka.lg.jp
10月5日
ニューヨークのマリタイムホテルのB1にMatsuriというセレブ達が集う高級和食店があります。
300席以上の大型店ではありますが、Megu やBudda barと並び、それを受け入れるだけの品格を保てるのはニューヨークの建築デザインの技でしょうか。
実はこのMatsuriには山口酒造場のグッズが店内各所にディスプレイされてあり、かつてある雑誌社から、山口酒造場が経営しているのならMatsuriの取材をさせて欲しいと問合せがあったほど。(実際はマリタイムホテルの経営です)
例えば…
(暗いのですが、入り口正面の様子)
まずは、入り口から入ると、Darumaのコモ樽が出迎えてくれ
約30坪ほどもあるウェイティングバーには、庭のうぐいすの陶器樽が花器として使われ
メインフロアーには、壁一面にNiwano uguisu Darumaの一升瓶がデザイン風にずらーと並んでいます。
先日、2年ぶりに訪れてみると、相変わらずのお洒落な店内に多くのニューヨーカーが上手にお箸を使いながら、肴と日本酒を粋に食べていました。
食材は素材重視でアメリカで手に入らないものは、日本から全て空輸しているそうです。小野シェフの料理には、根強いファンがしっかりおり、ここの料理は確かに美味しい。
ところで、日本のモノは色っぽいと思いませんか?
照明、器、壁や日用品まで、細部に工夫がしてあり、いちいち手が込んでいる。
全体を見渡せば、相当大胆なデザインをしても、決して下品にはならない。
この店に行くと、必ず日本の良さにもう一度気づき、改めて日本のファンになるはずです。
9月4日 ニューヨークのマンハッタンで日本酒の会が催されました。
アメリカでの日本酒販売の老舗wine of japan社の主催で取引先飲食店約200社が来場されるということで、日本側から約20の日本酒、しょうちゅう、ビール、ワインメーカーが集まり、結構な盛況ぶりでした。日本では「比較する」人が多いのですが、アメリカ人は単純に「飲んで楽しむ」感じ。
「Good!It’s very nice!」という前向きな姿勢は、毎回ながらウレシイものです。
(開場前の様子)
ニューヨークでは、約1000種類もの日本酒が販売されており、やや供給過剰気味ですが、安いカリフォルニア産の日本酒(california sake)と品質が確かな地酒(from Japan)との区別がしっかりされており、高級感のある地酒を好んで飲むことが流行に拍車をかけている感じ。
この日本酒ブーム、まだまだ続きそうですが、山口酒造場としては、もっと日本人に飲んでほしいと切に願っております。ニューヨーカーがレストランで一本$50-$100-程度で飲んでいる日本酒が国内では、1000円~2000円で品質の良い状態で購入できるのですから。
アメリカ人がここ数年で覚えたように、日本酒は自宅で飲んでも十分楽しめます。
冷やしたり、温めたり、水ですこし割ったり、クラッシュアイスでキンキンに冷やして一気に飲み込んだり…
いろんな楽しみ方が出来るのも、日本酒の特徴です。