ソウル視察

福岡県酒造組合でソウルへ日本酒の現地視察に出かけました。

韓国もここ数年日本食レストランが増えており、距離的にも近いし5000万人もの人がいる有望マーケット。 特にソウルは人口1100万人と東京とほぼ同じ、街も大変元気で2002年のワールドカップの余韻が町のいたるところに感じられました。

私も何度か現地語で話しかけられ、昔と違って、町の雰囲気や若者のファッションなどは、ずいぶん日本と距離が近いな感じました。

 しかし、飲食事情はやはりまだまだ日本酒を受け入れるにはすこし厳しい感じ。日本食は食べるけどアルコールはやはり焼酎でした。味覚とうか、食材・調味料が日本とは随分違います。やはり文化的には日本と韓国は融合しにくいのでしょうか?

JINRO社の方 日本でも有名なJINRO社は世界一の蒸留酒メーカー。一社で日本の全ての焼酎の消費量の約2倍近い生産量を作っているオバケ会社で韓国を代表する企業の一つです。立派な工場に一同はため息がでるばかりでした。

しかし、我々が土産に持参した福岡の日本栖はJINRO「世界のお酒美術館」の日本酒コーナーに展示してくれることになりました。(今回は私が団長として福岡の日本酒をお渡ししました)

2日目は北朝鮮を見に行きました。

最北端の駅韓国最北端のドラサン駅。ここから僅か2キロ北には北朝鮮の駅があり、あとは開通を待つのみ。韓国側のインフラ整備は全て終わっており、あとは北朝鮮の踏ん切り次第だそうです。韓国人の4人に1人が北朝鮮に親戚がいるらしく北朝鮮とは仲良くしたいといのが韓国人の本音みたいな感じでした。

私は初めて北朝鮮をみましたが、崖下に街が広がっており、ガイドさんに意外だと尋ねてみると、あれは韓国の観光客用に無人の街を建設したのだとか。言われてみると殺伐とした街でした。。。