木賊(とくさ)

看板も当時のまま福岡市警固に小さな小料理屋があります。今年77歳になるママを慕い、福岡の著名人や財界人がこっそり通う名店。5-6人も入れば満席の店内は昭和46年創業のままで今日もママの粋な会話で店内は大盛あがり。 お客さんから店の名前の由来を尋ねられると「煮ても焼いても食えんけんたい!」とお決まりの文句。 私がまだ20代の頃、知人から初めてここに連れてこられた時あまりの世界に圧倒され、いつかは私もこのお店で堂々と飲める粋なオジサンになりたいと思ったものでした。

77歳とは思えないつやつやのお肌です先日、久しぶりに店を訪ね日本酒のぬる燗を注文するとそっと当社の特別純米酒(黒ダルマ)を出してくれた。今はこの1種類しかお酒はおいていないのだとか。その理由をママに尋ねると「アンタが美味しそうに飲むけんたい!」 口は悪いけど何故か憎まれず、すべてのお客を気持ちよく帰してくれる、いつまでも続いてほしい名店である。

***お願い***
木賊はママが一人でやられています。もし訪問される場合は、お客さんとしてのマナーにはくれぐれもご注意・ご協力お願いします。