うぐいす文庫

製造部 大下です。

庭のうぐいす製造部は全員、よく本を読みます。

ハードな酒造り期間中も、昼休みには何かしら読んでます。

「きついなら昼寝すれば?」と言われますが、読んでます。

巷で人気の海賊漫画から真面目な小説まで、何でも読みます。

私は歴史・時代小説が好きなんですが、めでたい時も悪人が悪巧みする時も、酒を飲んでる風景がいいですね。

その酒はまぎれもなく、日本酒であったはずです。

自分の好きな世界に浸ってリラックスした後、蔵人たちはまた仕事に戻っていきます。

五代目 古手屋利七


180年間 「庭のうぐいす」を見守り続ける一刀彫の「古手屋 利七」(お金が貯まりそうな立派な福耳)
■古手屋とは、当時の屋号。今でいうなら山口利七。
江戸時代は名字がありませんでしたから。

ある日の昼下がり、利七は座敷でうとうとしていました。
ふと、中庭を見ると2羽のうぐいすが飛来して湧水の水を飲んだり、水遊びをする姿が目に入りました。
「ん?美味しそうに水を飲んでおるの~ きっと清らかな水に違いないはずじゃ! そうじゃ 酒を造ろう!」

これが酒を造り始めたきっかっけとなりました。
「庭のうぐいす」 このことが銘柄の由来です。

お客様・お電話係の柴戸でした。

卒業

醸造担当 大下です。

造りも皆造を迎え、やっと一息つけるようになった今日この頃です。

そんな3月の末日、期間満了となった通称「トモ」こと、藤友君(写真)が卒業(?)しました。

真面目で一生懸命に仕事に取り組むトモ。

古賀杜氏のマシンガントークにも動じない、マイペースなトモ。

ズボンの股の所が破けてもガムテープで補修して、何事もなかったかのように働くトモ。

大晦日にマイカーのカギをなくして、カギの110番に2万円も払ったトモ・・・。

色々ありましたが、激闘の造りを共にした彼の卒業は、私たち製造部にとっては、AKB48の卒業ネタよりも寂しい事なのです。

酒造りには、本気で造った人間にしかわからない、きつい事や辛い事がたくさんあります。

そんな濃密な時間を共にすることで、庭のうぐいす製造部軍団は、仲間としての絆を深めていっているのです。

うーん、酒造りって本当に素晴らしいものですね。

春の息吹


営業部長 石丸です。 
今日は、春を撮ろうと蔵の近くを流れる筑後川沿いをぶらぶら散策(ちなみに今日は休日ですよ!念のために)
遠くに白くて小さな しらさぎの子供 を発見。(久々望遠レンズの出番)

お腹を空かせて、親しらさぎの帰りを今か今かと待っているようです。
春の息吹を感じた昼下がりでした。   

未成年飲酒防止!

出荷担当 藤井です!

先日、未成年飲酒防止及び飲酒運転撲滅キャンペーンに

参加してきました。西鉄久留米駅にお見えになる乗降客等へ

ポケットティッシュとチラシを配布してきました。

毎年、この運動を積み重ねて少しでも減らしていきましょう!

ベトナム フエフェスティバル

社長・山口です。ベトナムに行ってきました。

そもそものご縁は、サイタホールディングス(福岡県朝倉市)が17年まえからベトナムで酒蔵を経営されており、そこで将来酒を造る人材を当社で受け入れたことによります。

渡辺君というのですが、昨年当社に入社し、三年計画で日本酒・焼酎・甘酒・梅酒・・・・といろんな経験をしてもらっています。

今回は、渡辺君が将来働く工場を視察にいきました。

ベトナムの古都、フエです。ベトナム戦争では激戦地だったそうですが、今は人口45万人のしずかな地方都市です。

ちなみにベトナムでは、すでに出穂している田んぼもあり、やろうと思えば三毛作も可能です。
最近はインフレで米の値段が倍近くなったといえども、キロ70円くらい。
結構密植していますが、分株は少なく、手で田植えをしている感じです。

さて、これがフエフーズさん。
いい原料を選び、基本に忠実に作られています。
ベトナム産というと、低品質・低価格のイメージを持たれてしまうと嘆いておられましたが、実際はいい原料を使い、清潔な工場で関谷杜氏をはじめ約70名のスタッフが、日本風の高品質は酒つくりを目指し、実践されていました。

この日は全国から代理店さんが集まり、代理店会議。
私も参加させてもらったのですが、熱気ムンムン。
ベトナムで、日本酒・焼酎を実際販売されている方々のお話は非常に面白かったです。
才田社長。

さて、フエフェスティバルは2年に一度、フエの町で行われており、今回はフエフーズさんがメインスポンサー。
開会式ではベトナムの首相までこられたらしい。

とんでもなく広い会場は全部、フエフーズさんのブーズ。
野球場の中に、サーカステント並んでいるような感じ。
これは、地元に愛されるはずですね。

メインステージでは毎晩ステージイベントが行われていました。

最終日、私たちは最前列でステージ見学。
スポンサー冥利に尽きます。
ありがとう、渡辺君!(笑)

この方はベトナムで現在2位(という言い方をみんなしていました)のアイドル「バンマイフン」さん。

会場はものすごいことになりました。

フエフーズの皆様、今回大変お世話になりまして、ありがとうございました。関谷さん、黒川さん、お体に気を付けられてがんばってください!

山口家の庭


営業部長 石丸です。
今回は「庭のうぐいす」の酒名の由来の話です。
この庭が日本酒「庭のうぐいす」の由来になった庭です。

『今から約180年前、山口家五代目当主の山口利七は、この庭に
飛来して、湧水の水を飲んだり、水遊びをするうぐいすの姿をみて
清らかな水に違いないであろうと思い、酒造りを決意した。』と言われています。

蔵に来られた際には、是非ご覧になって頂きたい庭です。
今年もまもなく飛来するであろう、うぐいすを待っています。

限定特別規格「雑穀甘酒500ml」


すっかり暖かくなって参りました。
uguisubarでは、春の限定商品としまして「雑穀甘酒500ml」を発売致しております。
通常は720mlですが、この時期限定の規格品です。
小型サイズですが、お値打ち価格になっています。

価格 473円(税込)※アルコール分はございません。

uguisubar 石橋でした。

みりん

杜氏の古賀です。

なんと、みりんを仕込みました。

庭のうぐいすは全国の清酒蔵の中でも珍しいみりんの免許を取得いたしました。

当たり前ですが、初めての事なので大変でした。

3か月後に搾って、それから熟成させます。

皆様にお披露目できるのはいつの事になるのでしょうか?

記念すべき仕込み第1号は、100年寝かせるつもりだと社長が言っています。

100年後、山口酒造場をやっている人にのんでもらいたいのだそうです。

「これで遺産は出来た」と言っていましたが、どれほど本気なのか??

仕込み第1号は非売品決定です(汗)

母屋

築約250年を迎える母屋。
現代の家造りでは見ることができない太くて大きな天井の梁(はり)。
(朝の掃除では結構磨き甲斐のある天井です)

釘を使わず、木材と木材をハメ込み組立てられています。
毎年やって来るツバメの夫婦は、天井の梁に巣を作り子育てに大忙しです。

uguisubar 石橋でした。