山田錦10月13日

秋も深まる季節。長かった山田錦の栽培も最終段階です。
収穫まであとすこし、追いかけてきた重松さんの田んぼではすこしトラブルが起きています。

倒伏した稲倒伏した稲2

ご覧の写真は、先週の大雨で稲が倒伏した様子。
重松さんの田んぼでは予想以上の倒れ方をしています。
根元から倒れていないのであまり心配はしておませんが、今までの栽培方法が正しかったのか、とても考えておられました。

仲間に連絡をとる重松さん

仲間と携帯でいろいろ相談されています。今年は、中干し期間が短かったこと、それと、冬場の草を肥料としてすき込んだのが稲が伸びすぎた原因なのか?と自問自答しておられます。 農業とは本当に奥の深いものです。

 私がみても、少し緑がつよく、肥料が効きすぎたのかな?と思いました。 肥料が強いと稲が伸びすぎて倒れたり、たんぱく質が増えすぎて良酒にはなりにくい傾向があります。

重松さんは刈り取り時期を遅らせて、たんぱく質を減らす方向でいくそうです。まだまだこれから諸策を練り、挽回出来ると言われています。 
いい酒を造る為に何かとご協力していただき、本当に頭が下がります。

黄金色に輝き始めました

こちらは、樽海さんの田んぼ。倒伏もなく、緑から黄色に色が抜けてきて黄金色に輝き始めた見事な田んぼ。こちらの山田錦は大粒でたんぱくも少なく極上品になるでしょう。
刈り取りは重松さんより1週間ほど早く予定しています。