精米の話②

縦型精米機<縦型精米機>

江戸時代には水車でおこなわれていた精米は、現代は縦型精米機を使っておこないます。
余談になりますが、水車での精米ができるようになってから、良質の酒が大量に出来るようになったといわれています。

ロールが回転して、摩擦で米がすこしづつ削れます<緑色のロールが回転します>

初めの写真の縦型のところに米がたくさん入っており、一番下にあるロールという思いたい円盤(写真2)が回転します。米が直接ロールによって摩擦されることにより、米粒が徐々に小さくなっていきます。目標の精米歩合になるまで、何度も何度もロールによって削られます(精米)されます。

たとえば精米歩合70%(30%を削り落とす)にするには11-12時間。デリケートな山田錦だと19-20時間かけます。山田錦は米がやわらかいので砕けやすいのです。

たとえば、大吟醸用の山田錦は、天気によっても違いますが、おおよそ3日半程度、75-85時間もかけて温度を上げないように、ゆっくりゆっくり丁寧に精米していきます。

回転計