これが山田錦の玄米です。一般米に比べ大粒で、中心に白く見えるところは心白(しんぱく)といいます。これから精米し、仕込みに使っていきます。
今年は、7月の日照不足を8月で取り戻し、9月に台風がこなかったので概ね良いコメ造りが出来たと思います。秋口の気温が高かったので粒が小さい傾向にありますが、干潟は冷たい水が流れ込むので少し立地に助けられた感じ。
作業は数日に渡って行いますが、今日は約3トンの玄米を処理しました。
モミは今年も田んぼに肥料として戻します。
数ヶ月に亘り山田錦の栽培を紹介していきましたが、私自身、酒造りというのは、農家の方の熱心な取組み、そして、何より自然の恵みに支えられていることを、改めて実感しました。
2007年山田錦の紹介はこれにて終了いたします。
玄米を入手するといよいよ精米に移り酒造りがスタートしますが、山田錦を使った酒造りは順次お伝えしていきます。
長い間ありがとうございました。