Cチームです。班長は弊社渡辺君。学生開発スタッフは7名(男3名 女4名)
「目的は変わらないのが美しいが、手段は変わる方が美しい」
目的を達成のために手段を選り好みしていてはダメという先人の教えです。
その意味では、Cチームは「リキュールの商品開発」という目的のために、思いっ切ってコンセプトを最後に変更した、勇気あるチームです。そして最後にはまたサプライズが。
< 出会い期>
チームごとにカラーがあるのが面白い。
Cチームは、活発な女子に男子学生が引っ張られる感じ。
世相を反映しているのが、いまどきなのかは不明です。
< カオス期Ⅰ>
Cチームが最初に立てたコンセプトは
「〇〇とまぜても美味しいリキュール」
飲むリキュールではなく、何かにかける、混ぜるという新しい切り口。
ターゲットは若年層。
初めからかなり具体的です。
< カオス期Ⅱ>
一見、まとまった感じに見えたCチームでしたが、すぐにコンセプト変更。
「元気のでるリキュール」
私たちは元気で元気でしょうがない!この元気をわけてあげるようリキュールを作りたい
< 研究期>
元気をキーワードにさまざまな元気ドリンクを考えるCチーム。
にんにく、ほうれん草、しょうが、かぼす、リンゴ、トマト、ブドウ、グレープフルーツ、イチゴ、チョコ、
お酒は、ジン、ウォッカ、梅酒、カルーア、ビール
色は、赤・黄・オレンジ
ビンは、透明、茶、黒、緑、
選択肢が多すぎて、当然のごとく迷います。
しかも、商品開発なんでしたことない学生さんばかりです。渡辺班長はじっと我慢。
< 迷い期>
後日、弊社の渡辺(Cチーム班長)が反省していましたが、この頃迷走の連続でした。
原料は、メロン、梅酒、マンゴー、パッション、オレンジ、コーヒー、炭酸、トマト、レモン、ココナッツ、ジン、テキーラ
試行錯誤は続きます。
< 試験期>
さまざまな実験の結果、だんだんわからなくなってくる。
ある料理の名人が言っていた言葉「わからなくなったら、引き算をせよ」
つまり、原料をひとつひとつ減らしていくことだ。
しかし、ここは学生さんがしたいようにさせてみる。ここでもじっと我慢。
学生さんを見ていると、元気が出るリキュールを作りたい気持ちが先行して、材料を絞り切れず、味はまとまらず、そのうち何をやってたんだっけ?みたいは空気が流れ始めた。
< 転換期>
コンセプトを変更しようという案が出た。
そうです。先人の教えによると、手法はどんどん変えていいのだ。
あたらしいコンセプトは「やすらきリキュール」
震災もあった、ストレス社会、癒しのリキュールを作りたい。
< 充実期>
コンセプトがストンと落ちると、材料もしっくりしてくる
グレープフルーツ・・・クエン酸が乳酸の代謝をたかめ、体を癒す効果あり
はちみつ・・・・・・・ストレスを緩和する。脳に癒しのエネルギー
しょうが・・・・・・・体を温める作用。一息つける効果。
ラベルは手書きでやさしく行こう!
それで、完成しました「MELLOW」です。
まろやかな、という意味です。
しかし、しっかり生姜が効いている!!
元気がでるほど辛いぞ!? おや!?
学生さんたちに、してやられた気分です 笑
(右がMELLOWです)
◎社長談
Cチームが一番、打ち合わせ回数は多かったようです。試行錯誤の連続。一時はどうなることかと思いましたが、橋本さんを始めメンバーのみんながとてもよく頑張っていました。渡辺班長と歳が近かったせいか、いろいろ相談しやすかったのでしょうか。
さて、出来上がったお酒ですが、やすらぎというわりにはショウガの風味が強くスパイスの効いたしゃれた飲み物になりました。
チーム納得の一品です。