福岡市の博多座は開業から10年が経ち、九州人にとって歌舞伎がすっかり身近な存在になりました。
公演チケットは2万円近くするものの、人気公演ではチケット入手が難しく、連日の盛況ぶりを見ると本当に景気が悪いのかと思いたくなるほどです。
その博多座から開業10周年を記念して、「銘酒・庭のうぐいす10年貯蔵酒と唐津・隆太窯酒器セット」なるものが発売になりました。
特別販売価格10万円
限定30セット
という内容。
高額ながら、限定感もあり中々魅力的な内容です。
隆太釜は、佐賀県の唐津焼きを代表する窯元で、例えば昨年紹介した寿司「つく田」で隆太釜の器が多く使われるなど、デザインだけではなく実用性にも信頼が厚い、唐津焼の窯元。恐らく、現在日本で最も人気のある窯元の一人でしょう。人間国宝の中里無庵さんは中里隆さんの実父。
今回は10年という年月をじっくり味わっていただくのは日本酒がよかろうということになり、隆太窯と庭のうぐいすに声がかかりました。
先日、博多座の方々と唐津まで足を伸ばし、中里太亀(中里隆さんの長男)さんを訪れました。
唐津焼を愛して止まない、窯元の方でした。
7月10日に、中里隆・太亀親子、と小生で「蔵元・窯元を招いての内覧会」が開催されます。お問合せは博多座まで。