のみ切り

のみきりの様子最近は「出荷管理指導」といいますが、今後の貯蔵管理の方針を決めるために、夏場に蔵内の酒を利き酒をすることを「のみ切り」といいます。昔、桶の飲み口を切ったことに由来します。

今日は約40種類の貯蔵中の在庫の封を空け、「のみ切り」を行いました。

今年から山口酒造場では春先にアルコール分を調整して、すべて「製品」として貯蔵することにしました。瓶貯蔵やタンク貯蔵は瓶詰め時に2度目の火入れを行わなければならず、火入れは劇的に酒に変化をもたらすので、あえて全量一回火入れに挑戦することにしました。

いまのところ、順調に熟成が進んでいます。
春先若すぎた酒には膨らみが出てきているし、春先から飲み頃を迎えていた酒もダレずに品質が維持出来ていました。

製造部と営業部が正々堂々といい議論ができた一日でした。