宮崎県高千穂町

鳥居宮崎県高千穂町にある天岩戸神社を訪ねました。天岩戸神社には、いまでこそ宮崎名産の焼酎が奉納されていますが、平成の始めころまでは日本酒が奉納されおり、その製造は縁あって当社が請け負わせていただいておりました。天岩戸神社さま、佐藤宮司はその頃からのご縁です。

isi.JPG高千穂町は古事記や日本書紀に出てくる神話の舞台になった地域で、まさしく日本の故郷。天岩戸神社では、天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀ってあり、その子孫が宮崎から大和(奈良県)に渡り、神武天皇になった話や、ニニギノミコトが天孫降臨された話などが有名。まさしく神話の地です。

洞窟こちらは、八百万(やおよろず)の神々がその昔話し合いをしたとされる洞窟。スピリチュアリストの江原氏が最近TVで、高千穂は日本で一番「気の力」が強いところだと紹介したときに話題にでていたのはここの洞窟だそうです。佐藤宮司によると、八百万の神々を国会議員としたらここは「国会議事堂」だそうです。

佐藤宮司佐藤宮司は温和な人柄の方で公務も多く大変忙しい方ですが、世界の宗教、日本の宗教に大変精通されておられます。
今回時間をいただいたときも宮司の独特で鋭い、「神様」に親近感を覚えさせてくれるような語り口調で、日本の宗教について色々教えていただきました。
お忙しいなか本当にありがとうございました。

<八大龍王水神>

八大龍王水神こちらは、天岩戸神社の近くにある「八大龍王水神」様。
霊感など全くない私でも、一種独特な雰囲気を感じるこの場所は、木々が龍のようにうねっており、全国から熱心な参拝客が来られています。最近ではスポーツ選手や芸能関係の方まで多いそうです。もともとは地元の方だけの神社だったのにと、地元の方が少し驚かれていました。
八龍当社も天岩戸神社の縁で、専用の御神酒「八龍」という日本酒を製造させていただいている関係で(参拝される方限定。一般には販売しておりません)、氏子総代の富高さんと初めてお会いさせていただき、いろんな話をお聞きしました。

宮崎県高千穂町には、神話の数々、風光明媚な自然など、まだまだ奥深いものがたくさんあります。日本人としては、一度は訪れるべきところだと個人的には思いました。

佐藤宮司は言われていました
「キリスト教も仏教も3000年前は無かったもの。神武天皇から始まる日本国紀元は今年で2667年目、その6代前が天照大神なので、天照大神も3000年まえはいなかったはずです。キリストもブッダも生きていた時の天照大神も(名前や詳細はわかっていないそうです)も皆、死んだ後に神様になりました。
人間は5000年前から文明を育んでいたのは確かです。昔の文明人は八百万の神を崇拝していたのです。」  当たり前の話かもしれませんが、とても新鮮な話でした。