仕込49号~濾過編~

「ろか」と読みます。

滓引き後、ほぼ透明になった日本酒を濾過をする機械に通します。
濾過をすることで、酒質が安定し味がペキッとしまったものになりますし見た目もテリやサエが良くなり、より清澄した酒になります。また、少量ながら日本酒発酵に関係ない一般細菌なども除去してくれのも濾過のお陰。

しかし一方、濾過をすることで、多少なりとも搾った酒の味が変わるのも事実。
「当蔵では濾過を絶対にしません」と売りにしている蔵元もいらっしゃる程。

山口酒造場の考え方は…
安全醸造の為、品質向上の為に濾過は必ず行う。活性炭は少量使用する。

当社を昔から知っている方は意外に感じられるかもしれませんが、今年平成19年醸造年度からこのように変更しました。

(つづく)