台湾の親友・ケビン

社長・山口です。台湾の親友・ケビンがお店を開きました。

自称「鶴瓶」
こまかいことは気にしない、誰からも愛されるケビン。

昨年10月、まだ独立前のケビン。
いつもビールを飲みながら仕事。
お土産にあげた、だるまのコースターをとても無邪気に喜んでくれた…

見た目からは想像できないけど、この人の焼き鳥がすごく美味しい。
全米焼き鳥コンテストで優勝したことがあるらしい。
なんと台湾では、焼き鳥の焼き方を教えている「先生」。

先週、開店祝いに駆けつけたら、なんと、まったく店が出来ていない!
というか、照明もない、食材もない!
当然客は私たちだけ。
なんともケビンらしい!

しかし、店にはあの時あげたコースターが(コースターだけが)飾られている!
正直感激しました、ほかに飾るものはなかったのかと。

お礼を言うと「店は広いんだ、コースターをもっとくれ!」と。
口だけは達者。


ケビンは、今日もビールを飲みながら仕事。
超マイペース男。
マイグラスがデカすぎる。
工事業者とたまに打ち合わせしながら、焼き鳥を焼く。

帰る時、サプライズが。
なんと、店の看板が出来ている!
恐るべし突貫工事。
すごいじゃないか、ケビン!

やれば出来ると勝ち誇るケビン。
でもケビン、君は何もやっていない。

次は明るいところで食べさせてくれ。

ではでは

上海に移動

北京から上海に移動しました。

中国滞在の一番の楽しみは、朝ごはん 笑
下町の食堂のようなところで、現地の人と同じようなものを食べています。
(今回も全部朝ラーでした)

左が北京、右が上海。
土地が違うと食文化もちがうようです。

さて、上海でもっとも庭のうぐいすを売ってもらっている「うまや」さん。
JR九州の飲食部ですが、海外でも九州つながりで応援してくれるのは本当にありがたい限り。

「銀座や赤坂の店でも庭のうぐいす人気でしたよ!」と店長の中井さん。とても心強い。
伺った日の翌日がグランドオープンだったのですが、すでに「予約が取れにくい店」という噂になっていました。

最後の夜は、「真木乃」さんできき酒会。
日本人ばかりでしたが、盛り上がりました。また会いたい方ばかり。

中国に一週間いってみて、まだまだ時間がかかるなと実感。
しかし、中国人が日本酒を飲み始めているのも事実。

そして、美味しいと感じた中国人は必ず、日本に行ってみたいといい始める。
酒蔵ツーリズム。世界中から酒蔵に人がやってきて、地域の食文化に触れ、農家に出会い、感動を自国に持って帰ってくれる。
九州でもはやくその流れを作りたいと思いました。

翌日、春秋航空で帰ってきました。
眼下には、われらが筑後平野と佐賀空港。
上海ー佐賀1時間30分、むちゃくちゃ近い! 

ではでは

北京のはなし

社長・山口です。北京に行ってきました。

原発の影響で中国向けの輸出がストップしていましたが、今年からやっと通常の荷物が動き始めました。
しかし、まだまだ輸出不可の県も多く、日本酒が政治的に利用されないことを祈るばかりです。

今回は、新ラインナップの説明とイベントへの参加。

MANZO  

JIPANGU

輸出用に限り、精米歩合50%を純米大吟醸、60%を純米吟醸という呼び方にします。
今回、新ラベルを持参して参戦。

スタッフトレーニング at Geba Geba

日本酒を置いてみたいというレストランオーナーと商談
at time zone 8

確かに日本酒を飲み始めている人はいますが、
今のところ、超マイノリティーといっていいでしょう。
しかし、この笑顔を万国共通のようです。

さあどうなるでしょう、中国での日本酒。

ではでは

ベトナム フエフェスティバル

社長・山口です。ベトナムに行ってきました。

そもそものご縁は、サイタホールディングス(福岡県朝倉市)が17年まえからベトナムで酒蔵を経営されており、そこで将来酒を造る人材を当社で受け入れたことによります。

渡辺君というのですが、昨年当社に入社し、三年計画で日本酒・焼酎・甘酒・梅酒・・・・といろんな経験をしてもらっています。

今回は、渡辺君が将来働く工場を視察にいきました。

ベトナムの古都、フエです。ベトナム戦争では激戦地だったそうですが、今は人口45万人のしずかな地方都市です。

ちなみにベトナムでは、すでに出穂している田んぼもあり、やろうと思えば三毛作も可能です。
最近はインフレで米の値段が倍近くなったといえども、キロ70円くらい。
結構密植していますが、分株は少なく、手で田植えをしている感じです。

さて、これがフエフーズさん。
いい原料を選び、基本に忠実に作られています。
ベトナム産というと、低品質・低価格のイメージを持たれてしまうと嘆いておられましたが、実際はいい原料を使い、清潔な工場で関谷杜氏をはじめ約70名のスタッフが、日本風の高品質は酒つくりを目指し、実践されていました。

この日は全国から代理店さんが集まり、代理店会議。
私も参加させてもらったのですが、熱気ムンムン。
ベトナムで、日本酒・焼酎を実際販売されている方々のお話は非常に面白かったです。
才田社長。

さて、フエフェスティバルは2年に一度、フエの町で行われており、今回はフエフーズさんがメインスポンサー。
開会式ではベトナムの首相までこられたらしい。

とんでもなく広い会場は全部、フエフーズさんのブーズ。
野球場の中に、サーカステント並んでいるような感じ。
これは、地元に愛されるはずですね。

メインステージでは毎晩ステージイベントが行われていました。

最終日、私たちは最前列でステージ見学。
スポンサー冥利に尽きます。
ありがとう、渡辺君!(笑)

この方はベトナムで現在2位(という言い方をみんなしていました)のアイドル「バンマイフン」さん。

会場はものすごいことになりました。

フエフーズの皆様、今回大変お世話になりまして、ありがとうございました。関谷さん、黒川さん、お体に気を付けられてがんばってください!

新酒お披露目会


社長・山口です!

3月25日10時~16時
「新酒お披露目会」を開催しました。

そもそもは両親が友人たちに声をかけ、酒蔵で新酒を楽しもうと始まったもの。
食べることが好きな仲間が多かったので、自然と自慢のおつまみを一品持ち寄り(ポットラック)方式でみなでワイワイ飲んでいました。
先代社長がなくなるまで20年位続いたでしょうか。

その後は、母や私夫婦の知人を招き、どうせするなら、、、と毎年派手になっていきました(笑)
最近は、母屋、酒蔵の洗い場まで場所を広げたので、多くの人に声を掛けることが出来るようになりました。

準備は全部自前。
酒はもちろん、料理や飾り付けまで全部スタッフたちみんなで作り上げるのが、両親のやり方でした。
(結構大変 汗!)


ついに3月25日当日です。
夜遅くまでかかって、やっと完成。


料理もなんとか20種類くらいできたでしょうか。
いつもながら女将を筆頭に女性陣の底力はものすごいものがあります。

当日はとても多くの人でにぎわいました。

日ごろの感謝の気持ちを込めて、この日ばかりは景気よくのんでいただければと思っています。


お客様の中には、珍味やスイーツなど差し入れしていただく方もいらっしゃいました。
おかげさまで、さらに会が盛り上がりました。


これから春になり気候もよく、ますます気持ちがいい季節になりますね。
私の次女も喧噪のなか、ぐっすり寝れたようです。

昨日は皆様にきちんとご挨拶もできず、多々失礼しました。
しかし、お陰様でどうにか無事に「新酒お披露目会」を終えることができました。
皆様、本当にありがとうございました。

ではでは

上海行脚 前編

社長・山口です。上海に行ってきました。
高級車が走り回る大都会でありながら、路地を入るとそこは古い中国の風情。
パワフルな街です。

この期間、震災から復興しようとしている日本のPRイベント。
先週はシドニーで開催されましたが、今週は韓国やパリでも同様のイベントがおこなわれてたそうです。

2月23日 ガーデンホテルでレセプション。
「元気な日本」展示会の開幕レセプションです。

我々はブースで日本酒をサーブ。
チーム庭のうぐいす??
お手伝いいただいた方々とがんばりました。

【シドニー話①】 公邸での昼食会

社長・山口です!

みんなマメにブログをあげてくれてるのでめっきり最近存在感が薄くなりました。
一気に挽回しようと思います!

「震災から元気に復興してますよ」
というメッセージ。
この時期、世界中で「元気な日本PRイベント」が開かれているようです。

今回オーストラリアから呼ばれましたので参加してきました。

2月15日、まずは日本国領事館で打合せ。
(シドニー・マーティンプレース)

入ってみると日本の民芸品などが所せましと飾られています。
そして行われるイベントについて入念な打ち合わせです。


そして総領事公邸へ移動。
今回、レセプションに参加する蔵元を公邸に招いていただき、
小原総領事を囲んで昼食会が開かれました。
海の見える丘にあり、とてもすがすがしい雰囲気の場所です。天気も最高でした。

日本の国旗や天皇皇后両陛下のお写真。
なんとも安心した気持ちになります。

この日は、料理長のフレンチに一同舌鼓。
豪州の話、酒の話。。
最初はみな緊張した面持ちでしたが、総領事にリードしていただき、終始和やかに進みました。

最後にみんなで写真撮影(左から)
前列 小原総領事 浦霞・佐浦氏 
後列 守屋領事 獺祭・桜井氏 私 天狗舞・車多氏 白鹿・北川氏 tetsuya氏 白鶴・淡吉氏 牧野領事 サケサムライ・入江氏
   

さ、これからレセプションに向かいます。
(写真はセキュリティ等に問題がない事確認の上、掲載しています)

2月蔵元日記

ただいま、仕込の最盛期です!

大吟醸、純米大吟醸など高精白の仕込みが続くので、ピンと張りつめた空気の中、若者たちが元気に走り回っている毎日。お陰様で、今のところ納得のいく新酒が続々と仕上がってます。

さて、今月は新しい純米吟醸酒がデビューします。

甘くてジューシー、一瞬のうちに口に溶け込む、新酒うすにごり。

本生でうすにごりタイプ、すこし発泡しています。

「うぐいすラベル 純米吟醸 うすにごり」

今の季節しか楽しめない新酒のおいしさをどうぞ味わいくださいませ。

2月中旬ラベルも新しくデビューします。
◎うぐいすラベル 純米吟醸 うすにごり
1.8L 2850円
720ml 1425円

時期・本数とも限りがありますが
どうぞよろしくお願いします。

謹賀新年

謹賀新年

皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと存じます。
旧年中は一方ならぬ御高配にあずかり誠にありがとうございました。

11月より始まりました酒の仕込は現在中盤戦にさしかかりお陰様で順調に発酵がすすみ、続々と新酒が出来上がってきております。
2月の甑倒し、3月の皆造まで気を抜かずしっかりと酒造りをしていきたいと思っておりますので、今年も何卒ご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

皆様に益々ご繁栄がありますよう心よりお祈り申し上げます。

平成24年元旦

今年も大変おせわになりました。

すっかり国民的行事になったクリスマスが終わり
北野町でも正月に向けてせわしなく人々が行き交っています。

今年は震災・原発という未曾有の惨事に日本中が悲しんだ一方で
山口酒造場という小さな酒蔵にもいろんなことがありました。

1月に老朽化した江戸蔵が寿命だと悟り、解体&建て替えを決意した。
2月は梅酒「鶯とろ」が日本一の賞をいただき
3月には次女が誕生しそして震災。
経営的にはつらい時期でしたが被害にあわれたお客様から逆に元気をいただいた。
4月には主力商品のラベルデザインを一新し
5月に新入社員を迎え、
6月は田植え&農家経営を研究し、九州筑後元気計画を卒業
7月から久留米大学と「酒活プロジェエクト」をスタートさせ
8月は、真夏のどぶろく・梅酒仕込みを経験
9月10月は酒の会・酒イベントに多数お呼びいただいた
10月は筑後の土蔵25周年
11月から酒造りを始め
12月はお陰様で望外の成績を納めることができる見込み
また今年は中国向け輸出をスタートさせ、香港、台湾、イギリスにも新しいお客様が出来ました。
良いことも悪いことも沢山あった一年でした。

「お代わりしたくなる酒」というテーマに対する取組。
新しい醸造技術への挑戦。
そして農家を経営してみるという挑戦。
この課題は来年も継続します。

来年はどんな一年になるのだろう。
私個人としては、江戸蔵を解体し新しい蔵を立てることに
多くの時間を使うことになるは間違いなさそうです。
神様はなかなか楽をさせてくれません。

今年一年たくさんの皆様に支えていただきました。
心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
皆々様に感謝して、今年の営業を終了させていただきたく存じます。

どうぞよいお年をお迎えくださいませ

平成23年12月30日
合名会社山口酒造場
代表社員 山口哲生

年明けは1月5日から営業開始します。
(製造部は年末年始も動いております)