米について

yamadanisiki2.jpg山田錦という酒米があります。当社では、自分の手で田を耕し土を作り山田錦を作ります。肥料をいれず、農薬は必要最低限に、自然の無限の可能性を信じて。

山郷でできる山田錦は、反収こそ少ないものの痩せた土に深く根をはり、昼は日光を一身にあび、夜は涼しげに体調を整え、山あいから流れ出る冷たい水が心地よさそう。健康な稲は台風がきても倒れない。秋には穂が黄金色に輝き、大粒の実りを与えれくれます。

yamadanisiki1.jpg山田錦にしか出せない味があります、山田錦にしか出来ない後味があります。精米して砕けず、外硬内軟な粒は内側からとけていき酒に品格をもたせます。品格、味、作業性、価格、何をとっても最高の品種。それが山田錦。いまだにこれを超える酒米はないと考えます。しかし、近年、山田錦の需要は減少気味です。価格が高いからでしょうか、とても残念なことです。「死ぬまでに一度でいいから山田錦で大吟醸を造ってみたかった。。。」とはある有名な杜氏の引退の言葉。時代は変り、だれでも山田錦を手に入れることができる世の中になりつつあります。山口酒造場では可能な限り山田錦を使い続けたいと考えています。  domain server .