ふきのとう

女将の食日記

昨年の3月に続き、ふきのとうの話。

はやくも1月にふきのとうを店頭に出す主婦が熊本県小国町に住んでいます。
ハウス栽培か?と思いきや、なんと自分で種を蒔いての露地での収穫。
露地栽培はとてもむずかしいのですよ。すばらしいと思いました。

家族の健康を考えて、体毒を一気に外に出す簡単な家庭の妙薬をつくりましょう。
今年は簡単な佃煮を作ってみました。

ふきのうとう 200g  お酒 1カップ  醤油 1カップ
ちりめんじゃこ 100g かつお(粉) 20g  山椒 10g

油を使わずフライパンで煮詰めれば、即 佃煮の出来上がりです。
旧正月1月26日に食すれば一年の体毒が排出されるかもね。

ただし、大盛り1杯のごはんに大さじ1杯の佃煮で食止めにしましょう。

◎昔の人はなぜふきのとうを重宝して食べたのでしょう。 解毒作用があるといわれるふきのとうは家庭で簡単に作れます。一年間は悪くなりません。

納得の酒が出来ました

朝5時起床  検温と櫂入れ(混ぜること)
朝6時     仕込準備
朝7時     麹室
朝8時     仕込
………

昼1時    米洗い
昼2時    瓶詰め ろ過 搾りなど 
夕5時    休憩食事
夕7時    夜仕事始め
明け方3時、4時まで。。。
朝5時    起床

このような感じで真剣な毎日が続いています。
杜氏は約3-4ヶ月全く気を抜けず、振り返るとよくも寝ずに仕事できたものだと思うものです。

きき猪口さて、今朝、納得の純米吟醸酒が出来ました。
軽くて味が良く、ふんわりとやわらかい。
それでいて威風堂々とした風格の有る酒です。

今年は、米が良く気候も酒造りにはベストな気温が続いているので、順調に仕込が続いています。

今朝の酒は「うぐいすラベル純米吟醸酒」として2月に発売させていただく予定です。

九州王国

「月刊はかた」の姉妹誌に「九州王国」という月刊誌があります。

「月刊はかた」は博多の著名人、財界人が昔からこぞって協力するグルメ本の走りのような雑誌。山口酒造場も幾度となく登場させていただいたことがありました。

表紙先日、編集部のとある方から久しぶりにご連絡をいただき、姉妹誌の「九州王国」にすこし記事を書かせてほしいとのことでした。(結局、2月号に当社のある商品を1ページにわたって紹介していただいています)

実際読んでみると、さすが月刊はかたの姉妹誌だけあり、博多の粋な食をしっかりと伝える読み応えのある内容でした。

月刊はかたチームはいつも日本酒に関する記事が多いように思いますが、どなたか相当お好きな方がいらっしゃるのでしょうか。。。

2009年1月蔵元日記

新年あけましておめでとうございます。
2009年1月の九州地方は冷え込む日々がつづいており、元旦から雪の舞う中での仕込作業となりました。

仕込は順調に続いておりまして、純米吟醸酒系も2本程度しぼり終わりました。
これから、どしどしと新酒が出来上がってきますのでどうぞ楽しみにしてください。

昨年は、米国に端を発した金融危機が日本まで押し寄せ、100年に一度といわれる不況の波が押し寄せていると言われます。今年は日本中が本当に厳しい年になりそうですが、こんな時ほど基本に忠実に、心を込めてお酒をお届けしたいと考えております。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。