精米の話⑤

 「精米の話」最終話です。

お米を削った割合で、出来上がるお酒の種類(表示)が変わります。
一般的に米を削れば削るほど味が淡白になります。これは、米の周りの部分にたんぱく質などの味の成分が多いため。

玄米の重量を100とすると…
50以下(精米歩合50%以下)  大吟醸、純米大吟醸
60以下(精米歩合60%以下)  吟醸、純米吟醸、特別純米酒、特別本醸造
70以下(精米歩合70%以下)  本醸造

という表示ができるようになります
ちなにみ純米酒は精米歩合の規定がなく、玄米で造っても「純米酒」と表示できます。

この表示に関しては、一般の消費者の方にはとてもわかりにくいものなので、なるべく簡素化した法律に改正されればいいなと個人的には思っていますが…

精米の話はここで終わりです。
全5話、難しい話にお付き合いいただきありがとうございました。