「こんなに暑けりゃ甘酒でも飲まねぇとやってられねぇ~よ」
とは江戸の庶民の言葉。甘酒は滋養に良い栄養たっぷりの醗酵食品。俳句の世界でも夏の季語として用いられます。酒粕をお湯に溶いて造る甘酒もありますが、きちんと麹(こうじ)と米から造りそれ以外の添加物が一切入っていないものが本物の甘酒だと当社は考えます。
江戸時代に確立された麹を造る技術。味噌や醤油などにも使われ、麹によって日本食は多様な食文化を育めたともいえます。しかし酒造りにおいて製麹(せいぎく。麹をつくること)は大変繊細で難しい工程であり、それでいて酒質を決めるもっとも重要な要素とされるため夜中何度も起きて番をする杜氏も多い。
甘酒とはそんな麹を原料の50%も使用する贅沢な「東洋のヨーグルト」(当社製法)。アルコール分ゼロの「お米のジュース」である。日本酒の麹ほど気を使わないが、麹の出来如何で味はかなり違ってくる。
造るのはnipponのこころです・・・