出品用 大吟醸酒

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今の時期は、仕込みと並行して、出来上がった原酒のおり引き・濾過・調合・瓶詰
め・火入れと毎日毎日忙しく蔵人が走り回っています。

全国新酒鑑評会の出品酒を袋吊りするのもこの時期です。

写真は、今年の出品用の大吟醸のもろみ。

なかなか納得の出来に杜氏はにんまりです。

(商品としては3年熟成後、吟山田として出荷されます)

仕込は3月6日が甑倒し予定。蔵が全部閉まるのは5月初めの予定です。

どうぞ、今年の庭のうぐいすの新酒をよろしくお願いします。

社長・山口でした。

日章旗掲揚


造り中には外国人の方もたくさん見学に訪れることもあり
今月来月は、常時日章旗を掲揚しています。
(通常は祝日のみ)

特に外国人のお客様に見ていただきたいのは、
我々が日本人の誇りを胸に働いている日常の姿です。

今、世界に羽ばたこうとしている日本酒。
それを支えてくれているのは、日本酒を造るわれわれ日本人の品格のある精神性ではないでしょうか。

我々のテーマ「nippionのこころ」を大切にし、更に高めることができるよう
一生懸命日本酒を造っていきたいと思っています。

社長・山口でした。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

昨年は皆様方からの温かいご愛顧を賜り、お陰様で充実した一年になりましたこと、

改めて深く御礼申し上げます。

2013年の山口酒造場は、「より深く」をテーマで取り組んで参ります。

我々のような小さい蔵は、急激に品質や業績を向上することはできるはずもなく、

それぞれがしっかり地に足をつけ、一歩一歩確実に丁寧に仕事を深化させていくこと

が大切ではないかと考え、毎日毎日を大切にする一年でありたい思っています。

本年も、皆様方からのご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願いいたします。

平成25年1月
合名会社山口酒造場
社長 山口哲生

久留米の焼き鳥 世界へ 後編

10月20日いよいよ、イベント当日。快晴。
84の国と地域から、134ブースが出展。
来場者約4万人

焼き鳥とあわせて酒どころ・久留米もPR紹介してほしいということでしたので、当社も喜んで日本酒を紹介。
(久留米は三大酒どころの一つで、実は酒蔵の数が日本2位。)

久留米焼き鳥のゆるきゃら「ヤキエ」さんは大人気。
写真では伝わらない、なんともいえない、ヤキエさんの魅力。
大好きです。 

当日、ベストブース賞はとれなかったものの、久留米のブースは大盛況でした。
いつのまにか、行列がものすごいことに。
「焼き鳥文化振興会」
場数が違います。さすがでした…

久留米の焼き鳥文化。
いつか誰かの役に立つと信じて、確かな手ごたえを感じて帰ってきました。

(最後に)
JR九州様、JR九州釜山支店の皆様、火の村様、具様、徐様、ほかご協力いただいた皆様、今回大変お世話になりました。

そして、、、どなたか、プサンで焼き鳥屋をしませんか~
久留米からの応援体制はばっちりですよ~ (皆の思い)

久留米の焼き鳥 世界へ 前編

社長・山口です。

久留米市には、たくさんの焼き鳥屋さんがあります。
人口当たりの焼き鳥屋さんの数が日本一(町村合併前)だとか。

やきとり屋さんを中心に構成する「(社)久留米焼き鳥文化振興会」は、昨年まではB-1グランプリの常連でしたが、今年から独自に活動を開始。

今年、初の海外出店。
韓国・釜山で行われた「オウルマダン」に参加して、久留米の焼き鳥を紹介してきました。
私も焼き鳥文化振興会の一員として、久留米の焼き鳥と久留米の地酒をPR。



(左上)博多-釜山は、高速船で3時間弱。
(右上)港町、プサンの様子。
(左下)久留米から、焼き鳥屋さん4軒総勢13名の渡韓。
(右下)『オウルマダン』でのブース。JR九州 唐池社長が後押し。

日本酒、サーキットへ


2012年 FIA世界耐久選手権の最高峰、WEC第7戦が24年ぶりに日本で行われました。

舞台はトヨタ自動車が運営する「富士スピードウェイ」。
まだまだ知名度が低いWECですが、「耐久レースのF1」といいますか、最高峰のレースだけあって各国からプレスが来られていました。



サーキットには、有名人が沢山いらっしゃいました。
(中島悟・一貴親子、中野信治選手、佐藤琢磨選手、豊田章男社長)
知人の案内で、いろんな方と勢いで写真撮影w。
皆様、気さくに写真に応じてくださり大感謝。


今回、富士スピードウェイでは、「和」を全面に出した企画運営になったそうです。
琴の演奏、レースクイーンならぬ浴衣撫子、シャンパンではなく酒スパークリング。
この度、レース後の「酒スパークリングファイト」で使われる日本酒を、当社で製造させていただきました。(sake connectionブランド)


(酒スパークリングファイトの様子。表彰台からは「サケサケ」という声が…)


(酒スパークリングファイト後のパドック)

今後3年間は、富士スピードウェイではシャンパンではなく、日本酒を使用していただけるとのことです。まさしくcool japan!

今回、富士スピードウェイの堤社長・拓植専務・酒井課長ほかスタッフの皆様、TOYOTAの小木曽様、audiの皆様、酒コネクションの野本氏、案内いただいた津田氏、みなさまに大変お世話になりました。

レース初心者の私でも、これ以上にないくらい、楽しめました。
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

輸出をするわけ


中国で破壊や略奪が起きています。

ターゲットが日本人や日本食レストランになるから、たまらない。

日章旗が燃やされることも。

そんな中、今中国にいます。

なんでこんな時に?と言われます。

友達や会社や家族にも心配をかけているのも事実。

しかし、仕事は仕事。

「何かあったらいけないから」という言葉を最近よく聞きます。

何かあったらいけないから、全てをやめる、中止する。

最近そのような判断がされることが多いような…

食中毒が起きれば、レバ刺しを法律で禁止する。

市職員が酒で不祥事を起こせば、市長が禁酒令を出す。

全部を禁止するのは簡単な方法ですが、他に方法はないのでしょうか。

国と国が問題を起こした時、レジャーや娯楽を自粛するならわかります。

しかし経済や人的交流すべてをストップしていいのだろうか。

経済は生活そのもの、広い範囲に影響をおよぼします。

私は敢えて今回訪中して、通常の営業活動をすることを決めました。

自分では思い切った決断でも、実際現地に行ってみると、ぎりぎりのところで会社のためや国のために働いている方々目の当たりにします。

逃げられない状況で明るく頑張っておられる。

当社が日本酒の輸出をするのは、コメを一番高く売る方法は日本酒に加工して海外に輸出することだと思うからです。

デフレが海外から輸入される昨今、ウチのような小さい会社でも、何か出来ることがあるはず。

だから特に中国では日本酒を売りたい、日本酒や日本文化を広めたい…更にそんな気持ちになりました。

身の丈にあった当社のチームニッポン活動です。

社長 山口でした。

【お知らせ】第26回 筑後の土蔵

秋の蔵開き「第26回 筑後の土蔵」を今年も開催いたします。

「春の新酒にはフレッシュな美味しさがあるけれど、秋の熟成した日本酒のおいしさを

是非味わってほしい」とは先代の蔵元の言葉。

秋の蔵開きは当時から珍しかったのですが、先代は頑として秋の蔵開きを続けました。

ちょうどコスモスの開花に合わせ、山口怜子のパッチワーク展を併設し、

地熱料理 蔵の膳 や 秋の限定酒などをご紹介してきました。

長年のご愛顧まことにありがとうございます。

そして、今年重要なお知らせがあります。

この秋の蔵開き「筑後の土蔵」は、今年26回目を最後に秋から春へ大きく形が変わります。

秋に半年ねかせた「ひやおろし」を味わっていただくという贅沢はできなくなりますが、

春開催の第27回目では先代の意思を引き継いで、新酒だけではなく熟成酒も取り揃え

テーマを「食」にクローズアップして一人ひとりのお客様が、じっくり深く日本酒を

味わっていただく機会をご提供しようと思っています。

今年最後の秋開催となる、「第26回 筑後の土蔵」

今年は、今までの集大成となるべく、スタッフ一同準備を進めているところです。

是非是非、みなさまのお越しをl心よりお待ち申し上げています。

第一回 福岡県酒類鑑評会

9月6日 ホテルオークラ福岡で、第一回 福岡県酒類鑑評会が開催されました。
「感無量」とは会長の弁。
「福岡県独自の鑑評会は我々の悲願であった」とは副会長の弁。
ついに夢が形になりました。

まずは表彰式。
約100名の組合員が法被を着て集合。
県知事賞、県議会議長賞、金賞を受賞した受賞酒の読み上げが行われます。

きき酒会場では、今回の出品酒が全種類準備されています。
聞き酒する福岡県議会議長の松本國寛様と、福岡県酒造組合の江崎会長。

司会は九州朝日放送アナウンサーの加藤恭子氏が、ほぼボランティアで担当。
組合が主催したお酒の学校の生徒さんです。
今回はとくかく成功させるぞと、総力戦です。

各界からご来賓、招待客をお呼びして、総勢230名の祝宴。

小川知事の祝辞。
直前までブラジルに行かれていたとのこと、大変お世話をおかけしました。
事前に表敬訪問した際「ながく続けましょう」言われた言葉が有り難い。

鏡開き。
今回、私は担当委員会として設営をさせていただきましたので
これまでのことが走馬灯のようによみがえり、この瞬間少しウルッとしてしまいました(笑)

今回、福岡県知事賞、県議会議長賞を受賞した方々。
清酒4部門、焼酎4部門、総勢16名です。
大変おめでとうございます。
皆様、本当にいい笑顔でした。

庭のうぐいす 純米吟醸、特別純米はW金賞をいただきました。
来年はさらなる上の賞を目指して頑張ります!

この会は、これからおそらく何十年も続くでしょう。
今回、記念すべき、第一回でした。

梅の収穫はじまりました

「ウメクリ植えてハワイへ行こう」で有名な大分県大山町。
良質な梅がとれるばかりでなく、規模でも九州最大の産地です。
梅干しなどの加工品も盛ん。

大山町は、まさにこれから梅の収穫シーズンに入ります。
多少生育が遅れていましたが、今年の出来栄えもなかなかのようです。

毎年、最初に収穫するのは鶯宿(おうしゅく)という品種。
香り立つフレッシュな青い香りが特徴です。
こちらは、大粒3Lの青ウメ。お見事!

キズをつけないように、一粒一粒、手作業で収穫です。

農協へぞくぞくと集まってくる梅たち。
農協の集荷場に、梅の香りがフレッシュに漂います。

梅の収穫に合わせて、これから酒蔵では梅酒仕込みの準備に入ります。