甘水の蕎麦の会

山田錦をつくってもらっている朝倉市甘水地区の方々にお招きされ、手打ち蕎麦の会に行ってまいりました。
今回の蕎麦は昨年の夏に種をまき(当社の田んぼにまいてもらいました)、年越し蕎麦を地区のみんなで食べる筈が、みなさん忙しいので何故か今頃開催されたもの。

30名くらいで宴会打ちたての蕎麦 蕎麦実はきちんと冷凍庫にて保存しておいたのですが、打ち立てにもかかわらず、蕎麦は香りもすくなく非常に微妙な食感でした(正直)。しかし、みなさん総勢30名近くで大変もりあがり、そのうち蕎麦のことは次第に忘れられ宴会に突入、会を締めるころには「本当に蕎麦は美味しかった」ということに落ち着きました(笑)。

皆さん、今年こそは名実ともに美味しい蕎麦をたべましょうね!

女将の食日記

カテゴリーに「女将の食日記」が追加されました。
 庭のうぐいすの女将が粗食のすすめとして連載を始めます。粗食は長生きの秘訣だそうです。内容はいささか家庭的になりますが、また、連載の間隔がかなり空くこともあることも十分予想されますが、ゆっくり書かせていただきますので気長にお読みいただきたいと思います。
 10代目女将の山口怜子は「子どもたちの食を守る」視点で有限会社食工房地蔵原(http://jizobaru.com)を立ち上げましたが、その考え方や現代の食の現状についてなどわかりやすく「nipponのこころ」と照らし合わせながら随時ご案内していきます。

ハリウッド

ハリウッドすももの品種でハリウッドという、珍しい品種があります。
中が真っ赤にうれており、酸味が強くプリプリとした食感は今の季節からだにもとても美味しい果実です。
大分県の大山町農協の矢幡組合長からハリウッドをつかったすももリキュールの提案から構想一年、今年少しだけテスト仕込みをしてみました。この真っ赤な色がどのようになるのかご期待ください。

贅沢な梅酒

梅酒の仕込みただ今、蔵では最後の梅酒の仕込みにとりかかっています。
このタンクになみなみと入っているのは、氷砂糖。上から注いでいるのは粕取り焼酎です。
氷砂糖は約3ヶ月かかってゆっくり溶けますが、これはこれできちんと意味があります。(梅のエキス抽出にはアルコールと糖が重要になるのですが、ゆっくり溶けてくれることにより助かることが沢山あります。味も、いろんな糖の中で氷砂糖が一番良いと当社は思います)
先日、氷砂糖は世界で一番純度の高い甘味料だとメーカーの方からお聞きしました。こんな日本人の知恵がつまったのが、梅酒として登場します。

山崎徳松さん

草取りが大変です 山崎徳松さんという農家の方がおられます。以前にも紹介しましたが、福岡県朝倉市で山田錦を作付けしていただいている方です。
 山田錦という稲は原種に近いため、化学肥料を与えると収量を増やしてしまうので風によって簡単に倒れてしまいます。その反面、肥料もやらずに自然児のようにそだててあげると惚れ惚れするような実を結び、これが良い酒をかもし出す原料になります。JAが不良田とする砂や石がごろごろしているようなやせた田んぼで本領を発揮する面白い稲です。
 山崎さんは酒のことは深くはご存知ではありませんが真面目に山田錦に取組んでいただいております。今年も化学肥料や農薬は一切使わないので草取りが大変そう。一粒も無駄に出来ない・・・・そんなnipponのこころはこんなところからも湧き出てきます。

お中元

お中元のカタログが出来ました。贈り物やご挨拶に日本酒や甘酒などはいかがですか。
現在すこし出荷が混んでおりますが、当社にてこころをこめて一つ一つ丁寧に包装してお届けしています。
0120-248-204までお気軽にお問合せください。

筑後の土蔵 のご紹介⑪

2006年 第20回「筑後の土蔵」展(10/1-10/22)

人気のパッチワーク作品「20回までがんばろう」と皆で口をそろえて取組んできた筑後の土蔵も、本当に20回目を迎えることができた。先代が生きていたらどんなによろこんでいたことか。

9月30日には、20周年記念前夜際が行われた。招待客約200名をお招きしこれまでの20年に感謝し、また今後の取組みの指針を発表しました。

縁のある方と鏡割りUguisubarウグイスバーで飲む人たち前夜際での女性スタッフうめブタを梅実で飼育します食品を地熱の蒸気で蒸したり乾燥させたりします

20年目の記念事業として、蔵内にテースティングができるUguisubarを開設し旬のお酒をテースティングできる場としてスタートさせた。また環境リサイクル問題としては梅酒製造後の梅実をブタのえさに使いブランド豚「ウメぶた」を飼育、またその堆肥を梅の木に戻すというウメぶたリサイクルに取組み始めた。 また「子供たちの食を守る」地蔵原食工房では、地熱食品の取組に幅を広げるなど、この年の筑後の土蔵はいままでの集大成ともいえる事業が目白押しで大盛況に終わった。
この日当社は創業174年目を迎えたが、「これからの100年計画」を発表しその理念として、nipponのこころ製造業としてnipponのよさ日本人の素晴らしさを具現化するという目標を打ち立てた。

●前夜際の開催
●山口怜子パッチワーク新作展
●食材展 食工房地蔵原 
●「蔵の膳」 限定100食
●ギャラリー展
 

筑後の土蔵 のご紹介⑩

2004年 第18回筑後の土蔵展(10月1日から21日/当初予定は24日)

第18回は10代蔵元山口尚則が病気療養で入院していたこともあり、準備がかなりおくれていたがなんとか10月1日からスタートできました。しかし、会期をあと3日を残し21日に10代目が急逝したため、土蔵展も21日でクローズした。週末を控え遠方から来られていた方も多く、大変なご迷惑をおかけしました。

●山口怜子パッチワーク新作展
●食材展 (食工房地蔵原)
●山口怜子デザイン展

おくんちの稚児行列パッチワーク作品 

パッチワーク作品麻生知事と交渉する10代目(中央)

フィギュア

当社「うぐいすラベル」のフィギュアが発売になりました。

これは、銘酒をフィギュアシリーズで販売する「酒蔵紀行」さんからの依頼があり、第三弾として10銘柄を発売するのに、当社に打診があったもの。面白そうな企画なので快諾しました。

5分の1サイズのフィギュアです昨日完成品が到着しました。実際手にとってみると精巧にできており、なかなかかわいいです。今月から全国のコンビニやネットでの限定販売になるそうです。因みに、小売価格は350円(税別)。 興味ある方はどうぞお問合せください。( 当社代表電話0942-78-2008)

山田錦(干潟地区)

本年も、福岡県小郡市干潟地区でも山田錦の栽培をしています。

圃場番号1こちらが圃場番号1番の種籾の原種を保存する田んぼです。大変やせた土地なので根を深く張り風通しもよく、真夏には冷たい水が流れ込んで、稲もここちよさそう。 いいコメは健康であることが条件のようです。

                                              
                         

                      
重松さんの田んぼですこちらは、重松さんの田んぼ。干潟の方々は農薬や化学肥料を殆ど使わない農法で酒米以外も取組んでおられるため、稲作とは雑草との戦いになります。重松さんは除草剤を使わないのでジャンボタニシに雑草を食べてもらうことで少しは助かっていますが、今年はジャンボタニシが多いらしく肝心の稲もたべられてしまわないかと心配。本当は水を落としてタニシを土中にもぐらせたいのですが、現在は梅雨時でなかなかおもったようにはいきません。

ヒノヒカリの田んぼこちらは、別の地区の飯米のヒノヒカリという品種の田んぼ。山田錦と比べると随分緑が多く、力強い感じがします。 あくまで私見ですが、これが健康な稲かというと疑問です。鶏でいうとホルモン剤で増強されたブロイラーのようなもので、化学肥料を与えすぎるとこのように丸々と太った稲が出来上がってしまいます。このような田んぼは、収量が上がるため農家は売上が増えますが決して彼らは自家用には食べません。過保護で育った米は美味しくないからです。また、このような稲は根が深く張らないので台風がくると簡単に倒れてしまいます。 人間に置き換えると、小さい頃から甘やかされて丸々と太った人よりも、多少ラフに育てられて粗食する人の方が意外と病気もせず健康で長生きするのと同じでしょうか。しかし、残念なことに日本の殆どのコメはこのブロイラータイプの田んぼです。

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